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【10月19日 Xinhua News】中国通信機器大手、華為技術（ファーウェイ、Huawei）の丁耘（ライアン・ディン）専務取締役兼通信事業者向けネットワーク事業グループ総裁はこのほど、アラブ首長国連邦（UAE）のドバイで開かれた「グローバル・モバイル・ブロードバンド・フォーラム2021」で基調演説を行い、中国や韓国、クウェートなどでは第5世代移動通信システム（5G）のユーザー普及率はすでに20％を超え、通信事業者はユーザー数の増加、ビジネスリターン、ネットワーク構築という新たなスパイラル型発展構造に入ったとの見解を示した。
丁氏は、5Gのユーザー普及率が高まれば、必ず利益に反映されると指摘。いったん20％を超えると、5Gは急成長段階に入るとの見通しを示し、中国や韓国、クウェートなどでは、5Gへの投資に力を入れてきた通信事業者がすでに大きな利益を上げていると明かした。
中国工業・情報化部の「2021年1～8月の通信業経済運営状況」によると、中国のスマートフォンを含む5G端末の接続数は4億1900万、国有通信大手3社の携帯電話契約数は8月末時点で16億2600万に上った。
質の高い5Gネットワークは無線データ通信量の急速な増加を促進する。ファーウェイは、2030年には1契約当たりの月間モバイルデータ通信量（DOU）が600ギガバイト（GB）になると予測。ワイヤレスネットワークのエネルギー効率が変わらなければ、ネットワーク全体のエネルギー消費は数十倍になるとの懸念を示している。丁氏は、30年までに情報通信技術（ICT）産業の温室効果ガス排出量を45％削減するという目標を達成するため、通信事業者に対し、5Gネットワークの建設において「電力供給、配電、電力利用、ビットによるワット管理」の四つの面で革新を続けることで、性能・省エネの双方に優れたグリーン（環境配慮型）5Gネットワークを構築するよう提言した。(c)Xinhua News/AFPBB News
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