“まだCD/DVDドライブが必要”な人にオススメしたいビジネスPC

仕事で使うPCなら「vPro対応」!

 業務で使うPCを選ぶ際、性能だったり、重量だったり、ディスプレイ解像度だったり、業務内容やユーザーによって基準はまちまち。企業にとってはオフィス外でも使われるPCをどう管理するかは悩みの種だろう。そういった観点から、PC選びの1つの基準として押さえておきたいのが「インテルvProプラットフォーム」(以下、vPro)対応かどうかという点だ。

“まだCD/DVDドライブが必要”な人にオススメしたいビジネスPC

 「vPro」と聞いても、イマイチピンと来ない人もいるかもしれないが、一言で言うと、PCのセキュリティと管理をより強化する技術。たとえば、自宅やコワーキングスペースでPCのトラブルが発生しても、システム担当者がリモートで対応でき、対象となるPCの電源がオフになっていても、管理者がリモートでオンにして管理機能を実行できる。これによって、PCの管理にかかるコストや時間を抑えられる。

 また、vPro準拠のPCなら、ハードウェアレベルでマルウェアの感染リスクを低減できるため、感染によるダウンタイムや、金銭的あるいは企業の信頼に関するリスクを下げることができる。

 では、vProに準拠したPCにはどのようなものがあるのか? これについても、量販店店頭などでの取り扱いが少なく、知名度は低いのが実情。そこでこの連載では、各社のvPro PCの“素の部分”を紹介していく。ご一読いただければ分かる通り、vPro PCも基本的には普通のPCで、そこにvProという付加価値がついたかたちだ。むしろ、プロセッサ的に平均的なビジネス向けPCより高性能なものも多くある。

 また、vProがもたらす機能や管理性に関して、ユーザーに“刺さる”ものについても適宜、過去記事から抜粋して紹介していく。

 と言うことで、連載第一弾は、Dynabookの「dynabook BJ75」を紹介する。本製品はvPro準拠のノートPCとしてオーソドックスな作りとなっている。光学ドライブを装備しているので、データをDVDやCDなどに保存する必要がある場合や、業務アプリのインストールなどでこれらの光学メディアを使う必要がある場合に好適なものとなっている。