ニュース 「持っていくもの多すぎ問題」を打破!  意外とカンタンな「断捨離キャンプ術」とは

どうすればソロもファミリーも適切なキャンプ荷物に

キャンプでは無駄なグッズは極力持ち込まないようにしたいが、楽しみたいことには徹底的に注力したい

ニュース 「持っていくもの多すぎ問題」を打破!  意外とカンタンな「断捨離キャンプ術」とは

 極論ですが人間は普段から外出時やたら荷物の多い人と、ほとんど手ぶらの人のふたつに分けられます。荷物の多い人はビジネスバッグに充電器やらイヤホン、デジカメ、予備バッテリー、LEDライト、ガム・グミ・のど飴、ノートPC/タブレットと、ひたすら入るだけ入れて超重い。【画像24枚】自分流キャンプを作り上げていくために役立つグッズチェックリストなど 一方手ぶらの人は、せいぜい小さめのバッグを小脇に抱える程度で涼しげ。キャッシュとクレカをポケットにねじ込んで、最低限のものしか持ち歩かずいかにも身軽です。 じつは荷物の多い人は不安と表裏の安心を詰め込んでいるそうでいわゆる心配性なのだとか。肯定的に捉えれば、あらゆるシーンを想定した危機管理に対応しているとも言えそうですが、この荷物の多い人がキャンパーになるとどうでしょうか。たしかにキャンプギアは、蠱惑的で通販サイトを眺めているとついポチりそうになるのもわかります。しかし、増殖したキャンプギアを全部持っていくのは賢い行為とはいえません。普段から荷物の多い人は要注意、過剰な想定は持ち物を増やすだけになりがちです。

「あれば安心、ないと不便」をやめてひとつずつ見直してみる

 以前複数の友人とキャンプしたとき、テントと寝袋だけぶら下げてきたやつがいました。「そんだけ?」と聞くと「どうせ誰かがいろいろ持ってくると思って」という。「お前すげぇな」とある意味感嘆したことがありました。 私はどちらかというと中庸で多からず少なからずジャストを目指しますが、あいつには勝てないです。もちろんここまで他人を当てにするのも困りものですが、タープがダブっても仕方ないし、焚き火台がふたつも3つも必要ないのは確か。「必要なものだけ持っていく」ことが合理的であることに異論はありません。 さてグループでのキャンプでなくとも、ソロキャン、ファミリーキャンでも、「必要なものだけ」はどうすれば見直せるのでしょうか。 たとえば、ガストーチで焚き火に点火する人は必然として燃料のCB缶が必要です。カセットコンロを使用するならこのCB缶は使い回せますが、焚き火で調理するならカセットコンロは不要です。朝は焚き火をせずガスコンロで行うというなら持っていく意味はありますが、朝食も小さな焚き火で調理すればガストーチ、CB缶、カセットコンロを省けます。キャンプスタイルを見直すと、持っていかなくてよいものが見つかるはずです。ということで、いくつかのパターンを下記に連ねました。

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