「好きなことを仕事にする」の幻想と現実

キャリア選びに関して、幾多の書籍や記事で繰り返し議論されているテーマの1つに、「好きなことを仕事にする」という考え方があります。キャリアを選ぶときは、「情熱に従え」を金言とすべきなのでしょうか? それとも、収入や適正を基準に選ぶべきなのでしょうか?

どちらの考え方にも長所、短所があります。情熱に従えば、働いている時間の大部分を、心から楽しいと思えることをして過ごすことができます。ですが、そうした仕事はたいてい、平均賃金が低いのが現実です(もちろん、一流になれば一流の報酬が手に入りますが)。

一方、収入や適性でキャリアを選べば、高収入も望めて、自分のスキルや能力に合ったキャリアパスを歩むことができます。でも、仕事を心から楽しいと思うことはないかもしれません。

私は、この2つのキャリアパスの間で大きく揺れ動く人生を歩んできました。

大学に入るとき、ずっと好きだった科目を専攻に選びました。生物学です。高校時代、数学、国語、生物の授業をとても楽しく感じていました。そして、生物学の学位をとれば、楽しい仕事につけるだろうと思いました。収入面についてはあまり考えていませんでした。

大学で学ぶうち、すばらしいメンターに出会い、生物学と同時にコンピューターサイエンスを学ぶことを勧められました。数学が好きな私にはぴったりでした。

コンピューターサイエンスを学んだことが、社会人になって最初に就いた仕事に直結しました。とても楽しい仕事で、可能であればば今でもその仕事を続けていたと思います。仕事内容は、同じ分野の研究者たちがデータを共有できるように、研究データを整理するというものでした。とても面白い仕事で、大きなやりがいを感じました。報酬はそこそこといった感じでしたが、仕事が楽しかったので気になりませんでした。毎日、興味深い問題の解決に取り組み、また、自分のした仕事が、ほかの誰かが興味深い問題を解決する助けになっていると感じることができました。

残念ながら、その仕事は期限つきの契約でしたが、事前にわかっていたので、次のキャリアステップのために、必要なスキルや資格を習得すべく、準備をすることができました。その作業自体はあまり楽しくありませんでしたが、将来も好きな仕事を続けるんだというビジョンを持って取り組みました。

そして、その契約が終わると、報酬がかなり良い、長期契約の仕事に就くことができました。表面的には、それまでやってきた仕事と同じように見えました。めでたしめでたし? ところが、ふたを開けてみると、お役所仕事やメンテナンス作業の連続で、無駄に見える仕事も多く、興味深い問題を解くような仕事はほとんどありませんでした。

つまり、好きな仕事から、嫌いな仕事に移ってしまったというわけです。

私はしばらくすると、もう1つ別の情熱に自分の自由時間を捧げるようになりました。書くことです。高校のとき国語が好きだった私は、自由になる時間を使って書くことに没頭しました。ブログをいくつかスタートしました。小説の草稿もいくつか書きました。その1つは『Rings of Saturn(土星の環)』というタイトルで、出版社に送ったところ、まずまずの反応をもらいました。(人類が太陽系の資源開発に乗り出した近未来を舞台に、すごい能力をもった2人の兄弟が活躍する物語)

それでどうなった? ブログの1つがうまくいき、現在の『The Simple Dollar』につながりました。The Simple Dollarは、我が家の財政を立て直そうとする体験談を書くことから始まりました。いつしか、月に100万人が訪れるウェブサイトへと成長し、とても余暇の時間で管理できる規模ではなくなってしまいました。

そこで、このブログにフルタイムで取り組むことにしました。しばらくすると、サイトとサーバーの管理者を雇って、自分は好きなこと(書くこと)に集中できるようにしました。その後、それでも手に余るようになり、サイトの所有権を売却し、いよいよ自分は書くことだけに専念することにしました。

私は現在、The Simple Dollarに記事を書いて、「好きな仕事をしている」と言ってもいいでしょう。ほぼ毎日書いていて、心から楽しんでいます。読者との交流もとても楽しいです。Facebookでたくさんのメッセージが送られてきて、毎日のように、すばらしい質問やアイデアを受け取っています。自宅で仕事をする自由があり、子どもたちが学校から帰る時間に家にいてやれるのもうれしいことです。暮らしぶりにも満足しています(どちらかというと私は質素なのでしょう)。夢に描いていたとおり(作家の集まりにでかけたり、小説を書いたりしている)とはいきませんが、好きなことを仕事にしていることには変わりありません。

両方を経験した人間として、好きなことを仕事にするのは、収入や適性を基準に仕事を選ぶのと同じくらい、メリットがあることだと断言します。どちらの考え方にも、たくさんの誤解や幻想が含まれています。ですので、以下に、私が経験から見出した7つの真実を紹介して、あなたが情熱かお金かどちらを追いかけるかを考えるお役に立てばと思っています。

真実 1:好きなことを仕事にして、まずまずの生活をすることは可能だ

好きなことを仕事にして、まともに生活するのは無理だという戯れ言には、耳を貸さないでください。できます。私はできましたし、たくさんの人ができています。

では、なぜ誰もがそうしないのでしょうか?

大きな理由は、そこに至る道のりが保証されていないことです。好きなことをしてまともな報酬がもらえる仕事は、たいてい、高いスキルが要求されるうえ、用意されたポジションも多くはありません。ですので、好きなことを仕事にするには、起業したり、自営業になったりなど、「自分の仕事をつくる」しかないことも多々あります。つまり、好きなことをして誰かからお金をもらう方法を自分で見つけねばならないということです。それはどんな分野でも大変なことであり、あなたの関心のある分野があまりお金につながらなかったり、マイナーな分野であるなら、なおさら苦労することでしょう。

一方、高収入が得られやすい分野を選べば、たいてい、求人も多く出ています。就職活動を少しがんばれば、ポケットにお金を詰め込んでくれる仕事をずっと簡単に見つけることができます。

もう1つの理由は、闘志と労働倫理が求められることです。パーソナル・ファイナンスについて書くことが大好きだという人がいたとして、毎日、何時間もパーソナルファイナンスについて書けと言われたらどうでしょうか? それを何年も続けろと言われたら? それでも嫌いにならずにいられたとしても、世の中に認められて、十分な収入が得られるようになるまで、くじけずにやり続けることができるでしょうか? それができる人は多くはありません。

多くの人が個人的な情熱を持っていますが、スキルや才能が開花するまで毎日やり続ける闘志を持ちあわせていないのです。多くの、本当に多くの人が情熱を追いかけ始めますが、闘志が欠けているせいで、それで生計をたてられるようになるまで耐えぬくことができません。やり始めてすぐに軌道に乗ることはめったになく、たいていは何年も低収入に甘んじることになります。

私も、記事を書くことでいくばくかのお金を稼げるようになるまで、ゆうに数千時間は費やしたと思います。ていねいに書くことを心がけ、さまざまなフィクション、ノンフィクションを試しました。実体験と思考の断片を組み合わせて書くことも試しました。どうやら、今みなさんに読んでもらっているような、半分体験談で、半分アドバイスといった感じの記事が、スピーディーに書けるし、うまくいくようでした。The New Yorkerみたいにすばらしい記事を書いているわけではありません。でも、そこを狙っているわけじゃありません。まじめで、わかりやすく、実際に役に立ち、いつも新しい話題やアイデアを届けてくれる記事。まさにそれが私のやりたいことです。このニッチにたどりつくのに長い時間がかかりました。また、うまく記事を書けるようになるのにも長い時間がかかりました。そして、そうなるまでの間は、ぜんぜんお金を稼げませんでした。

好きなことを仕事にすることは可能です。ただ、ほかの多くのキャリアパスと同じく、簡単な入り口が用意されていないだけです。

真実2:100%好きなことだけをする仕事は存在しない

私は今やっている仕事を気にっています。1日の大半を、読むこと、調べること、書くことに費やしていて、そのすべてを楽しんでいます。子どもたちと過ごす時間もたくさんとれて、とてもありがたく思っています。

だからといって、完璧というわけではありません。ときどき、締め切りがあることにとてもストレスを感じます。旅行に行くときは、出発前にその分の執筆を終えておかなければなりません。メディアからのインタビューも、楽しい時もありますが、妙に政治的だったり、社会的な方向に話を持っていかれることもあり、いますぐ電話を切って、なかったことにしたくなることもあります。扱うテーマや書く内容は自由だとしても、語数制限があることもあります。メールが大量に送られてきて、その多くは楽しく読めるのですが、なかには怒りやストレスを感じるものもあります。自営業者への税金は、控えめに言っても不当に高いと感じます。ライターズ・ブロック(書けるはずの文章がなぜか書けなくなるスランプ)は悪夢以外の何物でもありません。

100%「好きなことだけをできる仕事」など存在しません。

もう一度言います。

100%「好きなことだけをできる仕事」など存在しません。

世界的に有名な小説家でも、エージェントや出版社との交渉を避けることはできません。モデルや映画スターは、家を一歩出れば、メディアやパパラッチ、熱狂的なファンに追いかけ回されます。自営業やマイクロビジネスのオーナーだって、税金の処理や、電話会議、交渉事から逃げることはできないのです。


   「好きなことを仕事にする」の幻想と現実

「好きなことを仕事にする」とは、自分の持っている時間、理想的には大部分の時間を、好きなことをして過ごすということです。とはいえ、100%好きなことだけをしていられる仕事など絶対にありません。それを目標にすれば、失望し続けることになるでしょう。

私が究極的に「したいこと」は、締め切りやプレッシャーが一切ない状態で書くことです。そうすれば、ライターズ・ブロックや女神の不在に苦しむこともありません。しかし、そんな仕事があり得るとしたら、よほどの不労所得を確保しているか、別の収入源を持っている場合に限ります。でも、それはもはや「仕事」というより趣味に近いものです。

どんな仕事でも、楽しくない作業がついてまわります。プレッシャーに押しつぶされそうになることもあります。締め切りや契約上の義務に縛られることもあります。

つまり、私は、こうした「楽しくないの作業こそが現実の仕事なのだと考えています。楽しく自由に書くだけなら、無料でもやります。書くのが難しかったり、インタビューや事務作業など決して楽しいとは言えない作業が含まれるからこそ、お金をもらうわけです。つまるところ、理想的な仕事とは、まっとうなお金がもらえて、やりたくない作業ができるだけ少ない仕事だと言えます。「好きな仕事」には、常にオマケがついてくるのです。

真実3:好きな仕事を始める一番いい方法は、副業としてやること

これまでの人生で、最も好きになれた2つの仕事は、どちらも副業として始めたものです。

大学生のとき、教授のために問題を解決する仕事をしていました。それがのちに私の最初の「本業」になります。当時、問題解決の仕事はあくまで副業であり、本業は勉学でしたが、私があまりにも多くの時間と労力をその仕事につぎ込んでいるのを見た教授から、卒業後はそっちを「本業」にするよう強く勧められたくらいです。

そのとき私がフルタイムでコミットしていたのは勉学であり、順当に行けばまったく別のキャリアパスを歩んでいるはずでした。副業はあくまで教授を助けるためにやっていたものです。でも、結果的に、私はその副業をとても好きになり、卒業後にはそっちが本業になったわけです。

そして、社会人になってしばらくすると、The Simple Dollarを立ち上げ、自由時間を利用して記事を書きました。はじめはあくまで副業であり、フルタイムの仕事ではありませんでしたが、かなりの労力と時間をつぎ込んだ結果、軌道に乗り、現在の本業になりました。

The Simple Dollarが成長するにつれ、仕事内容も様変わりしましたが、The Simple Dollarに書くことは変わらず愛していました(もちろん今でも)。

どちらのケースも、フルタイムの仕事を持ちながら、それとは別に、自由時間で「副業」に取り組んだわけです。どちらの副業も、そのとき最も情熱を感じていたことでした。最初のケースでは、興味深い問題を解決すること、2番目のケースでは書くことです。フルタイムの仕事は、十分なお金を稼ぐため、あるいは、稼げる仕事に就くためのものであり、副業ほどやる気を感じられるものではありませんでした。

この2つの体験から、とても重要なことを学びました。情熱を追いかけるときはそれを副業にするとよい、ということです。理由は大きく2つあります。

真実4:最初はひどく失敗をする

学生のころ、さまざまな分野で数々の副業やアルバイトを試しました。単純にお金を稼ぐためだけのアルバイトもありましたが、関心のある分野で教授の手助けをするワークスタディの仕事もありました。あるときは、植物病理学の研究室で働きました。あるときは、ITスペシャリストの代役として、コンベンションの技術サポートをしました。どれも面白い仕事でしたが、ピンとくる感じはありませんでした。また、いくつかはあまり得意な仕事とは言えませんでした。実際、先ほど話した教授の手伝いをするまで、これだと思える仕事には出会えませんでした。

同じように、社会人になってからも、自由時間を使って、情熱を持てそうな副業をたくさん試しました。コンピューター・コンサルティングもやりました。子育てブログなどブログサイトをいくつも立ち上げました。オンラインポーカーもやりました(かなりうまくいっていたが、合法性に疑問があったので、本業にするのはあきらめた)。ほとんどの副業は失敗に終わりました。子育てブログとオンラインポーカーは、半分成功と言ってもいい感じでしたが、本当に成功したと言えるものは、The Simple Dollarを始めるまで1つもありませんでした。

これまで、数えきれないほどの副業に失敗してきました。成功した副業よりずっとずっと多くです。でも、それでいいのです。それが普通だとさえ言えます。

ポイントは、どれかの副業に、いきなりすべてをつぎ込んで賭けに出ていたら、完全に失敗していただろうということです。食べるものや住む場所に困るくらいの事態になっていたかもしれません。おそらく、中途半端な状態でずるずると続け、平凡な手ばかりを打ち、決して本当の成功には辿りつけなかったと思います。

副業にしたからこそ、失敗しても別のことを試す自由があったのです。副業だからこそ、やり方を変えたり、失敗から学んで、それを次の副業に活かすことができたのです。

真実5:初めのうちは、ある程度楽しめる仕事を本業にして、副業を支えるとよい

もちろん、多くの人には、支えなければいけない誰かがいるのが現実です。自分自身や子ども、配偶者、両親などに食べ物と住む場所を与えなければなりません。また、親からの経済的援助を期待できない人もたくさんいることでしょう。

あなたもそうした立場にいる1人なら、失敗したときに経済的に頼る相手が誰もいないということです。そうであればなおさら、「好きなこと」ばかりに集中するのではなく、ある程度は楽しくやれて、十分な収入が得られる仕事をしておくべきです。「好きなこと」は副業でやってください。

理由はたくさんあります。まず、十分な収入が得られる本業があれば、ほとんどどんな副業でも経済的に支えることができます。たとえば、ソフトウェアエンジニアになれば、恋愛小説家を副業にしてもやっていけるでしょう。弁護士になれば、ボードゲームデザイナーの副業を支えることができます。保険計理士になれば、詩人を副業にしたって大丈夫です。

そうすれば、お金を稼ぐ心配をせずに自由に副業を試すことができます。経験を積み、創作を学ぶこと自体を目的とすることができ、(当面は)それで生活費を稼ぐ心配をする必要もありません。

なんといっても、何度でも失敗できるのがいいところです。実験的なアプローチを試したり、リスクをとって失敗したとしても、家族を路上で寝かせるようなことにはなりません。それどころか、価値ある経験と洞察を得て、次の挑戦に役立てることができます。

お金を賢く管理すれば、早期リタイアも可能となります。うまくやれば普通よりずっと早くリタイアできるでしょう。そうすれば、いままで副業だったものにフルタイムで取り組めるようになります。

真実6:本当にしっくりくる仕事は、たいてい、最初に思っていたのとは違う

もしあなたが15年前の私に向かって、大人になってからの大半の時間を、パーソナル・ファイナンスについて書いて過ごすことになるよ、と言っても、私は絶対に信じなかったはずです。

将来はライターになるよ、と言われたら信じたかもしれませんが、「パーソナル・ファイナンス」という言葉が出たら、笑い出したことでしょう。現実がどうなったかを思うと感慨深いものがあります。

学生時代についても同じことが言えます。私は、興味深い問題を解決するコンピュータープログラムをたくさん書き、卒業後にそれを本業にさえしました。しかし、その話を子どものころの私にしても、まったく信じなかったと思います。もう一度言いますが、現実がどうなったかを考えると感慨深いものがあります。

好きなことを仕事にする一番のポイントは、視野をできるだけ広げて、たくさんのことを試すことです。あなたが思い描いているものとどれほどかけ離れていようとです。

SFやファンタジーの小説家になるなど、あなたがずっと夢見てきたことがそのまま実現することはないかもしれません。でも、毎日書く、人に影響を与えるなど、好きなことを要素に分解して、別の角度から見てみれば、たとえばパーソナルファイナンスについて人間味をもって書くなど、ずっと思い描いてきた夢とは違う形で好きなことを仕事にする道を見つけることができます。

真実7:好きなことは変わるもの、新しい副業を試し続けること

今のところ、フルタイムの仕事として好きなことをしていますが、ほかにも関心があることや、情熱を感じることを副業にできないかいつもトライしています。お金を少しでも稼ぐためと、心から楽しめることを探すためです。そのうちいくつかは結構うまくいっています。

しかしながら、さまざまな副業を試す本当の理由は、The Simple Dollarに記事を書くことに飽きてしまうリスクがあるからです。もしそうなったら、今やっている仕事が苦行になってしまうでしょう。毎日多くの時間を過ごす仕事が苦痛ならば、人生そのものも不健康なものになります。

私は今でもSF小説やファンタジー小説を書いています。モバイルアプリの開発もしています。ポッドキャストやYouTubeチャンネルを配信しています。The Simple Dollarを始めた当初から、こうした副業を続けてきました。

大成功したものはありません。でも、さまざまな副業を試したおかげで、情熱を感じることに取り組み、どのくらい情熱を持てるかを確かめ、未来への新しいアプローチを見つけることができました。

どんなときも副業に取り組むことをやめないでください。つねに新しいことを試してください。最高の仕事を見つけたと思っても、心から楽しめて、心からワクワクする分野を探求し、実験することをやめないでください。

最終考察

「好きなことを仕事にする」ことは可能です。ただし、いきなり人生すべてを賭けてしまわないこと。そうではなく、もう少し現実的なアプローチをとってください。経済的基盤を確立し、人生の破綻を心配せずに失敗できる環境をつくってください。失敗してもまた立ち上がり、失敗から学び、新しいこと、新しいやり方を試してください。

うまくいけば、好きな仕事をしながら、経済的安定が得られるときが来ます。以上が、私が体験的に言える、ベストなやり方です。

The Myths and Realities of 'Doing What You Love' | The Simple Dollar

Trent Hamm(原文/訳:伊藤貴之)

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