モバイルディスプレイにもE Ink電子ペーパーの波が到来!13.3型の「BOOX Mira」を試す

 ONYX Internatinalの「BOOX Mira」は、E Ink電子ペーパーを採用した13.3型のモバイルディスプレイだ。ノートPCなどに接続し、ドキュメントの表示やテキスト入力作業を行なうのに適している。

 最近はテレワークの普及などもあって、モバイルディスプレイの注目度が高まっている。ノートPCのサブディスプレイとして手頃な大きさで持ち歩きや片付けも容易、またDP Alt Modeを使えばPCとはUSB Type-Cケーブル1本で接続できる機動力の高さも魅力だ。

モバイルディスプレイにもE Ink電子ペーパーの波が到来!13.3型の「BOOX Mira」を試す

 そんなモバイルディスプレイに、E Ink電子ペーパーを採用したのが、今回の「BOOX Mira」だ。前回紹介した「Paperlike 253」のような据置型のE Inkディスプレイは画面の広さは申し分ないものの、そのたびに設置しては片付けるという使い方には向かず、また価格も20万オーバーと高価だ。自分のニーズにフィットするか未知数のE Inkディスプレイに、それだけの額をポンと投資できる人は多くはないだろう。

 それに対して、今回の製品は、筐体サイズはモバイルディスプレイの範疇に収まっており、横置きはもちろん縦置きにも対応するほか、使わない時は片付けておけるので、場所を取ることもない。価格も10万円を切っており(市場想定価格は96,800円前後)、最初に導入する1台としては最適だ。

 9月28日に販売が開始されるこの製品について、国内代理店であるSKTから評価機を借用したので、その実用性をチェックしていく。なお市販される実機とはソフトウェア面で若干の相違がありうることを、予めご了承いただきたい。

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