お洒落女子も部屋に置きたくなる可愛いホームルーター『Web Cube』
2013年10月02日 12時00分更新
文● 山根康宏 編集●ジャイアン鈴木
最近はLTEやWiMAX回線を利用できるモバイルルーターを持っている人も多いと思います。外出中だけではなくホテルなどあらゆるところで利用できるモバイルルーターはとても便利。でも自宅でじっくり使いたいときなどは据え置き型のホームルーターも便利なものです。
ドイツのホテルにあったLTEホームルーター |
先日訪問したベルリンのサービスアパートでは、各部屋にLTE対応のホームルーターが設置されていました。アパート内には自分の家として住んでいる人もいるので、飛び飛びの部屋を貸しているオーナーにとっては置くだけで部屋内からネットアクセスでき、しかも家庭の電源を利用できるわけです。
透明なキューブのこれは何?(横から) |
とはいえホームルーターは一般的に無線機器らしいスタイルといいますか、自宅内でも本棚の奥に置いたりと目立つ位置に設置するものではありません。どちらかというと表より影の存在。ところがそんなホームルーターにスポットライトをあえて当てちゃった製品があるんです。
Web Cubeという名前がイカス! |
この透明なキューブはファーウェイのホームルーター。製品名はB183ですが『Web Cube』というちょっとこじゃれた名前もつけられています。このデザインなら部屋のインテリアとして置いても違和感ありませんよね。
WiFiのみですっきりしたデザイン |
Web Cubeの本体上部側面にはSIMスロット、リセットボタン/外部アンテナ、USB端子、そして上部には電源ボタンが配置されているだけと非常にシンプルな作り。ホームルーターはPCをつなぐ“RJ-45端子”をいくつか備えたものがありますが、このWeb CubeはWiFiのみ対応で有線接続はありません。またUSB端子はメーカーメンテナンス用なのでPCとの接続も不可。電源ケーブル以外は一切のケーブルを排除しているのは、やはりインテリア利用も考えているからでしょうか。
家庭のコンセントから給電 |
使い方は簡単。SIMカードを入れたあとは家庭の電源コンセントにつなぐだけです。なお海外ではヨーロッパのキャリア“ハチソン”がこのWeb Cubeを販売しています。そのため本体上部には同社のブランドである“3(スリー)”のロゴが大きく入っているのです。
Web Cubeの管理画面 |
あとは一般的なルーター同様、PCなどからWiFi接続後にブラウザーを開き“192.168.1.1”へ接続。管理画面では接続状態の確認やAPN、接続方法の設定が可能。ちょっと面白い機能としてはWeb Cube本体のブルーライトをもオフにできます。
ライトはブルーの点滅のみ |
なおこのライトはブルーのLEDライトで1色のみ。電波の状態が悪いところでは黄色や赤色に点灯してくれたら面白いのですけどね。とはいえ電波検索中やWPSで接続中の時などは点滅パターンが変わり、インジケーターとしての役割も果たしています。
本体が上下に分離! |
家庭内で使う際に便利なWeb Cubeですが、たとえば自宅が広いとか小さい部屋が多くてほかの部屋までWiFiの飛びが弱い、なんてこともあるかもしれません。そんな時はWeb Cubeの上部を持ち上げると分割して上部だけを持ち運ぶことができるのです。
上部だけそのままコンセントに挿し込める |
実は透明なキューブ部分を含む本体の下部は電源供給のベースステーションで、ほかに機能はありません。一方本体上部は裏側にルーター機能が内蔵されており、下部とはヨーロッパ標準の電源コンセントで接続されています。すなわち上の部分だけを取り外して、そのまま別の部屋のコンセントに直接挿して利用することもできるのです。
ホームルーターもデザインが問われる時代 |
このように据え置き型のホームルーターながらもあえて室内の見える場所に置きたくなるデザインのWeb Cube。現モデルは3Gのみ対応ですが、これはぜひLTE対応製品も出して欲しいところですね。そしてたとえばVodafoneなら赤、T-Mobileならピンクのように、特定のキャリアによっては内蔵ライトの色もコーポレートカラーに合わせる、なんてバリエーションを出してくるのも面白そうです。いまや様々な通信方式に対応したルーターを開発・販売するファーウェイには、Web Cubeのようなセンスのいい製品をこれからも続々と出して欲しいと思います。
山根康宏さんのオフィシャルサイト 香港携帯情報局
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