Clubhouse、金曜日までに世界中のAndroidで利用可能になるって!【日本版に関して追記あり】

ここ数ヶ月でiOSでのアプリのダウンロード数が激減している中、ClubhouseはついにAndroid版をリリースするようです。

オーディオベースのソーシャルネットワークであるClubhouseは、2021年5月21日(金)午後までに世界中のAndroidユーザーに向けてサービスを開始すると、日曜日のタウンホールで発表しました。火曜日には日本、ブラジル、ロシアで展開を開始する予定で、週のあいだに他の国でも提供を追加するとし、金曜日の朝にはナイジェリアとインドでリリースするとのこと。

※2021/05/18 12:43追記:日本では、Androidユーザーに向けた「Clubhouse for Android」のベータ版を2021年5月19日より提供開始とのこと。

先週アメリカでAndroidベータ版の第一波の展開し始めたClubhouseは、最終的にニュージーランド、カナダ、オーストラリア、イギリスでもサービスを始めることになりました。Clubhouseはこのアプリはまだ招待制であるとしながらも、Google Playストアでアプリをダウンロードすることができ、アプリ上の友人が招待してくれるかもしれないと述べています。

Clubhouse、金曜日までに世界中のAndroidで利用可能になるって!【日本版に関して追記あり】

また、Androidでのグローバル展開を発表した以外にも、AndroidとiOSでの同じ機能の実装に取り組んでいるとしています。TechCrunchいわく、ClubhouseのAndroidアプリにはiOSで提供されているいくつかの機能がまだ欠けているのだそうで。先週発表されたAndroid版だと、ユーザーはトピックのフォロー、クラブの作成や管理、ソーシャルプロファイルのリンク、支払い、プロフィール名の変更などができませんでしたとTechCrunchは報じています。

ClubhouseのAndroid展開は予想されていたことであり、遅きに失したと感じる人もいるかもしれませんが、より多くのデバイスに展開することで勢いを取り戻すことができるかもしれません。昨年iOS版がリリースされて以来、このアプリは爆発的な成長を遂げ、FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグやTeslaのCEOであるイーロン・マスクなどの億万長者を魅了しています。

しかし、最近になってClubhouseの輝きに陰りが見え始めました。分析会社のSensorTowerによると、1月に200万件だったClubhouseのダウンロード数は2月には950万件以上に急増しましたが、3月には270万件、4月には100万件を割り込んでいます。

Clubhouseがこの数ヶ月でジェットコースターのような成長を遂げた理由は、まだはっきりしていません。ある人は、このアプリが成功したのはパンデミックの始まり、つまり多くの人が家の中に閉じこもり人とのつながりに飢えていた時期にリリースされたからだと言います。しかし、世界変化し事態は再び好転しています。ワクチンを接種した人たちはマスクを外して外出するので、音声のみのプラットフォームでチャットをすることには以前ほど魅力を感じないのかもしれません。

またユーザーの選択肢が増えたことで、ソーシャルアプリの状況も変わってきています。大手企業のSNSは、すべてClubhouseのフォーマットを模倣し始めています。たとえばInstagramは、Instagram Liveを利用する際に音声や動画をオフにするオプションをユーザーに提供し、Twitterはバーチャルルーム内で他の人とリアルタイムで音声会話ができるSpacesを開始しました。Facebook、LinkedIn、Spotify、Slackなどと同様に、各社独自のClubhouseバージョンを開発しています。

ClubhouseがAndroid向けにグローバル展開されたことで、一過性の流行に終わらずに済むかどうかはわかりません。でも、その結果はすぐに分かるでしょう。