NFTの自動販売機がニューヨークに登場…「NFTの購入プロセスを分かりやすく」

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ニューヨークのNFT自動販売機。

Courtesy of Neon

ニューヨークの金融街にあるレトロな自動販売機で、新時代のデジタルコレクションが買えるようになった。

NFTギャラリー&マーケットプレイスのNeonは、ブロックチェーン技術と結びついたデジタル収集品であるソラナ(Solana)NFTを販売する自動販売機を設置した。ニューヨークのジョンストリート29番地に立つこのマシンでは、仮想通貨ではなく、クレジットカードやモバイル決済アプリから法定通貨を支払うことになる。

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Decryptが報じたところによると、このコンセプトはNeonの共同設立者、ジョーダン・バーンホルツ(Jordan Birnholtz)が、NFTの購入プロセスを「分かりやすくしたい」と考えたことに端を発しているという。

「自動販売機ほどシンプルな購入方法はない」と彼はDecryptに語り、2022年内には仮想通貨による支払いを受け入れる予定だと付け加えた。

NFTの自動販売機がニューヨークに登場…「NFTの購入プロセスを分かりやすく」

Courtesy of Neon

バーンホルツは声明で「NFTと仮想通貨を切り離す簡単なオンラインプラットフォームと自動販売機を使うという選択肢を提供することは、多くの人々に参加してもらえることを意味する」と述べている。

「NFTの売買は謎である必要はなく、参加するためにイーサリアムの保有、スマートコントラクトの記述、ガス代の支払い、ブロックチェーンのブリッジなどを要求されるべきではない」

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Neonのツイッター(Twitter)アカウントでは、24時間営業のこの自動販売機を利用する人々の写真や動画が共有され、リツイートされている。窓に「NFT ATM」のネオンサインが掲げられ、自販機は玄関の奥に設置されている。NFTを選んで購入すると箱が出てくるので、その中のQRコードをスマートフォンのNeonアプリ上で読み取るとNFTを入手できるようになっている。

NFTの市場は2020年から急成長し、売上高は410億ドル(約4兆7000億円)に達し、従来の美術品市場に迫る規模になりました。アスリート、セレブ、ミュージシャン、アーティストは、Bored Ape Yacht Clubのような注目のコレクションからトークンを買い集めたり、独自のコレクションを作ったりして、このブームに乗っている。

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[原文:A crypto startup is selling Solana NFTs from a vending machine in New York in exchange for fiat currency]

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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